世間の「変動金利おすすめ論」を前に、ビビり倒した私の選択
「これからは金利が上がるってニュースで見たけど、今の住宅ローンで大丈夫かな…」
「みんな変動金利を選んでいるから、自分も変動でいいのだろうか」
今、家を買おうとしている人や、すでにローンを返済している人の最大の悩みが「金利上昇リスク」です。長らく続いた低金利時代が終わりを告げ、金利の先行きが見えなくなってきました。
ネットのマネー本や優秀なブロガーたちは、口を揃えてこう言います。
「低金利のうちは変動金利一択!浮いたお金を新NISAに回して運用するのが一番効率がいい!」
確かに理屈としては大正解です。でも、私のような極度の心配性でチキンな人間からすると、あの華やかな正論はどうしても受け入れられませんでした。
私は2017年、40代を前にして2,950万円の一戸建てを独身で購入しました。
資金計画は、頭金1,250万円、ローン総額1,700万円。現在はあと25年の返済期間を残し、残債は1,300万円となっています。
世間の「効率的な正論」を完全に無視し、泥臭い本音と恐怖心から導き出した私の住宅ローン戦略をすべてお話しします。
泥臭い本音:私が頭金を1,250万円もドカンと入れた理由
なぜ、低金利時代にあえて手元の現金を1,250万円も使って頭金を入れたのか。
理由は一つだけです。「毎月、自分の口座から大きな金額を銀行にむしり取られるのが恐怖で仕方がなかったから」です。
もし頭金を少なくしてフルローンに近い形で組んでいたら、毎月の返済額は跳ね上がります。自分の豆腐のようなメンタルを考えると、毎月大金が消えていくプレッシャーに耐えられる自信が全くありませんでした。
私が安心して「とりあえず、何とかなれー!」とお気楽に生きていくためには、「毎月の返済額を、今まで通りの家賃並みの金額(絶対に痛くない金額)に抑え込むこと」が絶対に必要だったのです。
手元の現金をかき集めて最初にドカンと壁を作った(借入を1,700万円まで減らした)ことで、毎月の返済プレッシャーから完全に解放されました。
金利の上下にハラハラするのが億劫だから「全期間固定金利 1.16%」
さらに私は、不動産屋の「変動金利の方が安いですよ」という誘惑を断ち切り、あえて「全期間固定金利 1.16%」を選びました。
これも理由はお気楽に生きたいからです。「今月は金利上がったかな?」「来年はどうなるだろう?」と毎月ハラハラしてニュースをチェックしたり、金利の動向に一喜一憂したりするなんて、めんどくさがり屋の私には億劫すぎます。
「1.16%を払えば、今後世の中の金利が3%になろうが5%に暴騰しようが、私の毎月の返済額は生涯1円も変わらない」
この安心の権利(保険)をわずか1.1%台のコストで買ったと考えました。
今、金利上昇のニュースで世間がざわざわしていますが、私は毎月の返済額が変わる恐怖に怯えずに済んでいます。あの時のチキンな臆病さが、結果的に今の時代において最大の防御壁になってくれました。
団信特約をキッカケに、民間の高い保険を「全解約」した話
私の住宅ローンには、三大疾病や高度障害状態になった場合に残債1,300万円がすべてゼロ(チャラ)になる、手厚い「特約付きの団体信用生命保険(団信)」がついています。
独身にとって「病気で働けなくなるリスク」は一番の恐怖ですが、この強力なセーフティネットを手に入れたことで、私の固定費削減スイッチがカチッと入りました。
「あれ? 団信で家がタダになるなら、今までなんとなく入っていた民間の生命保険や医療保険って、もういらなくないか……?」
そう思って色々と調べていくうちに、もう一つの衝撃的な事実にたどり着いたのです。それは、「日本の公的医療保険(国の制度)は、最初からめちゃくちゃ充実している」という国の受け売り(真実)でした。
高額療養費制度などがあるおかげで、万が一大きな病気をして手術や長期入院になっても、個人が窓口で支払う月々の医療費にはガッチリとした上限(一般的な会社員なら月数万円〜10万円程度)が設けられています。
- 万が一のときは、団信特約で住宅ローンが全額帳消しになり、一生住居費がかからなくなる。
- 治療費自体も、国の充実した健康保険のおかげで、破産するような大金にはならない。
この2つの「構造(システム)」がすでに完璧に組まれていると確信した瞬間、私は加入していた民間の生命保険や医療保険をすべてスパッとやめました(全解約)。
これだけで毎月浮いたお金が数千円〜数万円単位になり、その浮いたお金をさらに新NISAでの世界経済への投資(丸投げ)に回せるようになりました。
こうして「家」や「保険」の固定費をハックしているうちに、私の興味は次なるステップへ向かいます。「もっと手取りを増やすために、節税や国の控除制度をフル活用できないだろうか?」
このビビりな探究心が、今年から始めたiDeCoや、このブログの事業化(青色申告)という「次の最強の節税構造」へと繋がっていくことになります。
まとめ:あなたの住宅ローンや保険は「心の平穏」と両立していますか?
住宅ローンや保険は、一回組んだら放置するものではありません。国の制度をちゃんと調べ、自分の性格や環境に合わせて最適化することが、資産形成を爆速化するコツです。
私のように極度の心配性なら、世間の流行に流されず「頭金をドカンと入れて固定金利でロックし、団信を味方につけて民間保険を削る」というのは、今の時代において立派な正解戦略になります。
もし現在、「変動金利や民間保険の支払いに毎月ハラハラしている」という方は、一度プロのシミュレーションを確認してみるべきです。他人の正論ではなく、あなたの心が一番軽くなる選択肢を探してみてください。
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